コンデジのある生活へ

最近、ソニーコンデジ「WX500」を購入したので、簡単にまとめてみたい。

デジカメ購入の動機

ここ数年はスマホ(Arrows NX docomo F-06E)で気軽に撮影してきたのだが、先日プリントサービスで現像してみたところ、スマホの画面ではよく撮れていたと思っていたのにがっかりする写りだったという出来事があった。デジカメで持っていたのは10年以上前に買ったコニカミノルタDiMAGE X50」で、操作性もよくまだ故障もしていないが、屋内での撮影を始め、十分なものが撮れないと感じていた。今後プライベートで小旅行など写真を撮る機会も増えていくこともあり、8月に予定している国内旅行に合わせ、この際新しく購入することにした。

このような動機に合わせて、(1)スマホより上の画質、(2)セルフィーに便利なチルト液晶、(3)動画撮影の力もあるといい、(4)バッテリーも強いほうがいい、(5)予算は5万円程度まで、といった希望で量販店でカタログをもらい、商品を見繕ってみた。

SONY「DSC-WX500」に決めるまで

ざっとみる限り、カシオのEXILM「ZR1700」または「ZR3100」が上の希望をすべて標準的に満たした上に、価格もリーズナブルであった。カシオは腕時計でも機能性の高さと価格のバランスの良さに長けているとのいいイメージがあり、私もメインで使っていたところで、これまでの自分であれば、あまり迷わずに上記のどちらかで決めていてだろう。

しかし、今回は見繕ううちに「ソニーのカメラを使ってみたい」という思いが強くなってきた。高性能でありながらコンパクトで質感の高いボディに、画質なども評判がいい。較べてしまうとカシオのEXILMはプラスチッキーで正直チープに感じてきてしまった。ソニーのラインナップでチルト液晶のコンデジは「RX100Ⅲ」「HX90」「WX500」があるが、価格や機能の差を比較して、「WX500」で十分だと考えた。

www.sony.jp

ここでひとつ迷ったのは、ミラーレス一眼の入門機クラスも価格的に購入できる範囲になってくることだった。特にソニーのミラーレス一眼は画像センサーが他社よりもいいのを積んでいながらコンパクトなボディでかさばらず、「α5000」は生産終了で安売りしているところも多い。父はカメラが趣味でニコンのデジタル一眼を何台か持っているので、共通の話題ができるのもいいかなとも思った(ミラーレスとはレンズ共有できないみたいなので、メーカーまでは合わせなくていいだろうと。)。

しかしながら、ミラーレス一眼だといくらコンパクトといえど取付レンズの関係でポケットに入るものではなく、首から提げる感じになる。旅行なども写真中心になってしまいがちになるが、そこまでは考えてないし、友人の結婚式に行く場面などではさりげなく使うほうがいい。そして「WX500」は光学30倍ズームが売りで、これはスマホでは絶対できないし、一眼でも大きなレンズを使わないとできないもので、ずっと存在意義を失わないであろう。

高倍率光学ズームは、旅行先などで遠方にいる動物など撮れなくてやきもきしたことも解決できるし、結婚式など座席から移動する機会が限られるイベントでも使えるだろう。どうしても画像センサーが小さくなってしまうが、「WX500」では暗所の画像処理の手当てがされているとのことであるし、現像するにしても2L版程度までの使い方からすると支障は少ないと考えた。

ということで、ソニーの「WX500」を購入することに決めた。カラーは3色であるが、ガラス越しに撮影する場合に写りこみにくいのがブラックと知り、電車内や展望台などそのような場面も多いと考え、ブラックにした。

コンデジのある生活

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増上寺を写してみた。

せっかくコンデジを新しく入手したので、日常でも活用していきたいと思っている。高倍率光学ズームは遠方の肉眼でもよく見えないものが見えるのでとても新鮮だ。とはいっても、もともと人前でカメラをかざすのが気が引ける性格だし、食べ物を撮影するような気持ちもない。私は創作話などを空想するのが好きなので、日常のある風景などを残して、それを素材に短い創作話などをつけたりして楽しめないかと思っている。

家電量販店での「値切り」について

 先日「値切り」についてはてなブックマークで話題になっていた。

はてなブックマーク - 家電屋で値切る人は販売価格ではなくわずか十数%の「粗利益」から値切ろうとしていることに気づいて欲しい - Togetterまとめ

 「値切り」に批判的な内容だが、私はだいたい2万円以上になるものは価格交渉をしている。もともと10パーセントとか20パーセントかポイントが付く制度の下では見る側として利益率が不明確で、販管費をどのように乗せるか、メーカーからのインセンティブの存在、在庫にかかるコストなど色々な考慮要素もあるし、現に交渉を受ける前提で値札が出されている以上、交渉を試みるのが変だとは思っていない。少なくとも、高値で掴まされたと後悔しない程度には試みるようにしている。

個人的なやり方としては、現実的な範囲で「相談」するような方法を用いている。例えば、私が一人暮らしを始める際に家電を買い揃えた際は、店員さんに話しかけられた際に、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジの新生活セットの他店のチラシを見せて、「この組み合わせより商品ランクが高いか、同ランクでも安く納まる組み合わせが可能だったら嬉しいんだけど、そうじゃなかったらこのセットにしようかと思っているところ。ちなみに、他にも炊飯器、テレビ、電気ポットなども買うつもり。」と話して、実際に組むことができるといわれて購入した。

「他店価格対抗」は抜け駆けの値下げを許さない牽制として、むしろ価格が下がらないように機能しているとされる。基本的に大手量販店の間は価格調査済みで値札も横並びで、ポイント制度がない実売のお店(カメラであれば「カメラのキタムラ」、その他は「ケーズデンキ」。)の価格を見ておくと話が進みやすい。ネット通販の価格は店頭と対抗は難しいし、私自身もAmazon自身が売ってるものか実売のあるチェーンでしか買わないようにしていてネットの最低価格にはこだわっていないので、話には出さない。

 今回は、インターネットでだいたいの価格をみて、この価格以下なら即決、そうでないなら8月の旅行前まで待つと決めて店を回り、ポイント制度のあるお店で話しかけられた際に「商品はこれに決めていて、あとは値段を見ているところ。今回はポイントはいらなくて、(ポイント制度のないお店)では~の値段だった。現金を今持ってきているけど、あまり急いでもいない。」と話したところ、即決できる価格で提案されて購入に至った。まあ満足している。