公共空間やスポーツにおける新たな「男女」区別の表現

最近、移動時間中などはGoogleが提供しているAIサービスであるGeminiと日々の関心ごとについてやりとり(俗にいう壁打ち)をすることが多い。先日、トイレの男女のアイコンを見直す声があるとの話題に接したことをきっかけに、以下の旧ブログの記事のように考えていたことも踏まえ、少し考えを進めてみた。

オープンと専用(旧ブログ:2021-03-03)

登山口やサービスエリアのトイレで、女子トイレが行列というのはよくみる光景だ。そういうとき、女性が男子トイレに入ってきて使うというのは私が子供の頃から出くわすことがあった。男性が女子トイレに入って建造物侵入罪に問われることはよくあるが、女性が男子トイレに入って摘発されたという話は聞かない。これは結局トイレの男女の区分けというのは女性の性的羞恥心や性的自由を保護するためにあり、実質的には女性専用とオープン(共用)で区分けするというものなのではないだろうか。スポーツでも男女の区分けはあるが、競馬では現在牡馬限定のレースはなく、牝馬限定かオープンである。女性の生物学的特徴を踏まえて区分けをするものといえる。昨今性的マイノリティへの関心が高まっているが、男女のどちらかではなく、オープンと専用という発想の下で社会的な仕組みを考えるとよいかもしれない。

考える順序としては、何のために区別されているのかという点に立ち返ることである。公共空間における区別は、上記のとおり女性の性的羞恥心や性的自由を保護するためであるだろう。これらの保護には体格差等を含めた生物学的な相異も無視できない。また、スポーツにおいても性的マイノリティが男女どちらで出場するか大きな問題となっているが、スポーツにおける区別は、格闘技における体重別階級と同様に、生物学的な格差に着目して競技性を確保するためであるといえよう。このような目的の下での区別において、社会的意味合いを含む「男女」という表現が用いられることにより、社会的な性に関する自己認識等との抵触の問題が生じやすいと考えられる。

そこで上記の目的に即したよりよい表現について考えてみる。「open」という単語は、スポーツにおける無差別級を指す言葉としても用いられており、このまま採用できるであろう。また、英語においては「female」という単語が動物にも用いられ、生物学的な区別に着目したものといえる。日本語だと「メス」とぞんざいな訳語もあるが、「フィーメル」それ自体は中立的かつ社会的性との違いが明瞭で、性的マイノリティの自己認識との抵触は緩和されるように思われる。これを踏まえて、「open(オープン、誰でも)」と「female-limited(フィーメルリミテッド、生物学的女性限定)」という表現がよいではないかと思う。「オープンエリア/クラス」「FLエリア/クラス」といった感じで公共空間とスポーツの場面のどちらでも使える。広く定着すれば、トイレ等の表記も「OP」と「FL」の文字をデザインすることで代替できるように思われる。

(この記事のアイキャッチ画像をGeminiに生成してもらいました。すごい機能です。)