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「マストドンを試してみたけど」ほか

最近、インターネット関係のサービスで色々と試してみたので、簡単に感想などをまとめてみたい。

マストドンを試してみたけど

pawoo.net

今年の3月から4月くらいにかけて話題になっていた短文投稿サービスのマストドンTwitterの後継かとも言われていた。私は4月にTwitterを辞めたこともあり、とりあえずブログの更新通知などに使ってみようかなと思い、試すことにした。マストドンは事業者や個人が「インスタンス」という枠を提供していて、どこかを選択して登録することになる。興味が似ている人が集まるインスタンスを選択するのが楽しむポイントのようだ。

今回は、Pixivのアカウントが学生時代から放置されていたのを思い出し、企業が運営しているので安定しているかなと考え、Pixivが運営しているパウーでアカウントを作ってみた。さっそく何回か投稿もしてみたが、今のところ、あまり長続きできそうにない状況にある。原因は、もともとPixivのアカウントが放置状態だったように、パウーのユーザー層とマッチしていないことにあるだろう。そもそも私自身、興味が浅く広く、特定の話題で集まることに向いていない。黒を基調としたデザインを変えることができないのもストレスがある。

最近はマストドンの話題自体、終息気味になっているが、なんとアカウントを一度作ると消せないようなので、気が向いたときに何らかの投稿をし、活用を考えてみたい。個人的には、Pixivやニコニコのように、ある特定のサービスがユーザー交流の場を低コストで導入するのに向いているように感じている。「はてな」でも、ここ数年外国語の荒らし投稿ばかりの「はてなハイク」の代替としてあってもいいように思う。

ところで、パウーのアイコン画像を入れる場面になって、アイコンを変えたい欲が高まってきた。数年前からずっと変えたいなとは思っていたのだが、作成方法や能力が足りず、学生時代から同じものを使い続けている。具体的にどういうのをイメージしているかを挙げてみると、色は青系で、写実的すぎない人間の上半身のシルエット風味、「追い風・順風・Oikaze」などブログ名等に関係する文字と組み合わせ、デザイン感の高いイラスト、という感じだが、文章でもうまく表現できていない。

 

電子書籍アプリ「Kinoppy」が使いやすい!

k-kinoppy.jp

KindleWindows PCとAndroidアプリで使ってきたが、もう少し使い勝手のいいものがないかなと思って検索してみると、紀伊國屋書店が展開しているKinoppyが使いやすそうであった。そこで導入して何冊か購入してみた。Kindleと比較して、具体的に使いやすいと思った点は以下のとおりである。私が最初にスマホを購入した当時は、Kinoppyの使い勝手の評判はあまりよくなかったように記憶しているが、改良されたようである。

  1. 縦書きと横書きを変換できる。
  2. Androidアプリを開いたときの画面や本の一覧が見やすい。
  3. スマホでデータ保存先をSDカードに指定できる。
  4. アプリ内でショップを立ち上げることができる。
  5. 購入時、ワンクリック購入ではなく、一呼吸入れることができる。
  6. レビューは少ないが、立ち読み機能で内容がわかる。

スマホの内部ストレージは16GBと少ないので、その内部ストレージを圧迫しないのは大きい。画面では横書きの方が読みやすく、切り替えできるのもありがたい。品揃えや価格なども見ながら、使い分けてみたい。

なお、Kinoppyは電子ペーパー機器との対応は十分でない。Kindle Paperwhiteなどは人気であり、需要はあるとは思うのだが、ソニーも撤退し、戦える製品が登場していない。個人的には、電子ペーパーの画面遷移の遅さをカバーするため、ウォークマンSシリーズ程度の液晶画面(2インチ)と組み合わせて、ライブラリ管理など行うことができる製品があったら便利かな、と考えたりしている。

 

スマホのブラウザをChromeからYahoo!ブラウザに

私はPCもスマホもブラウザはChromeをメインに使ってきた。ブックマークも同期できて便利だったが、最近スマホ側で「新しいタブ」の画面を開いた際、ダウンロード履歴・おすすめ記事など下側にチラチラごちゃごちゃ表示されるようになって不快であった。そこでストアを探索し、試しにYahoo!ブラウザを使ってみることにした。

起動時の画面がシンプルになったことに加え、アドレスバーからリアルタイム検索ができること、画像非表示の設定や終了時の履歴自動消去などの設定ができることが便利だ。他方、速度制限時の処理が遅く感じるのと、ズーム禁止解除の機能の点ではChromeの方が便利かなと思っている。これも場面ごとに使い分けてみようと思う。

 

 

「敏感すぎる」と他者との距離

(目次)

 

「敏感すぎる気質」が話題

www3.nhk.or.jp

はてなブックマーク」を見ていたら、「敏感すぎる気質」が話題になっていた。「ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)」という用語があり、感受性が強く、日常の刺激に過剰に反応してしまう気質のことをいうらしい。初めて知った用語だが、興味深かった。記事で取り上げられた元のツイートは以下のもので、リツイート2万6千、いいね3万5千もの数を集めている。

 

学生時代に書いたことと、現在

「敏感すぎる人」が多すぎないか?

上の記事で興味深く感じたのは、敏感すぎることについて学生時代に以下のようなブログ記事を書いたことがあるからである。

blog.goo.ne.jp

そのとき書いたことを簡単にまとめれば、最初は歩みが遅くても、気になる部分は納得のいくまで突き詰めることを諦めずに続けていけば、応用力も高まり、最終的に大きな成果を出せるということである。今振り返ってみても、基本的な考えは変わっていないように感じる。仕事をするようになって、途中段階を説明・共有し、意見を得ながらさらに完成度を高める、という進め方を意識することが加わったようにと思う。

タイトルで使われている「鈍感力」というのは、当時流行していた言葉で、敏感すぎることと裏返しといえる。ここでふと振り返ってみると、「敏感すぎる」の「すぎる」というのは、他者より人一倍強い、という自己認識が含まれているが、私の学生時代でも「鈍感力」という言葉が流行し、上のHSPについても2万、3万も拡散して共感を得ていることからすると、敏感なのは大勢の人に共通していることのようにみえる。そうすると、「人一倍強い」という自己認識の部分に関心が生まれてきた。

 

他者との距離が変わって

私自身、思春期以降、情緒不安定なところがあるな、と感じて過ごしてきたが、現在は随分と安定したと実感している。年齢を重ねると自律神経が安定していくというのがあるらしいが、個人的にはパートナシップ関係をよりよくできるようになってきた、というのが大きいように思っている。関係が深くなる前は人前でも臆せず話せて、積極的・社交的で、安定しているように見えていた相手でも、日常を共にしていると、気分の上下だったり、一人になりたいという時期が訪れたり、自分が嫌と思っていることは同じように嫌だと感じていることがわかったり、といった発見が多くある。様々なことで揺らぎがあるのは、皆同じことで、当たり前のことという感覚が強くなった。

このような体験からすると、普通は何かという認識のずれが悩みの一因になっているように思える。現代社会では、教育なり通念なりで「こうあるべき」といわれてきたことを内面化し、それが普通であり、そこから逸脱しているか否かという点に目が向きやすくなる。他者に抱く印象でも自己分析でも普通が基準になる。若者同士の関係は利害なく打ち解けてるようにもみえるが、自意識が強く弱みも見せたがらず、内面の究極的な部分は見せ合わないことも多い。下の記事のようによく言われる「SNS疲れ」でも、友人の楽しい一面をみて、劣等感を抱いてしまう。 

waramarogu.hatenablog.com

そうすると、大事なことは、辛いと思う状況や感情の揺らぎを規範で抑え込まずに当然生じるものとして認めること、 その点を共有できるパートナシップ関係を持つことになるだろうか。頭でわかるだけにとどまらず、揺らぎがある状態でもそのまま肯定される体験というのは、大きな喜びであり、その価値は大きい。自分の中の「普通」がより現実に近く書き変わっていくことで、やや離れた距離にある他者との関係で感じるストレスも緩和されてくるように思う。

 

つばさタイガー」 

猫物語 (白) (講談社BOX)

猫物語 (白) (講談社BOX)

 

規範の内面化といったことはフーコーで言われていたようにも記憶しているが、そういう方向に行くより、最後に好きな作品を紹介することにしたい。「猫物語(白)」は「つばさタイガー」という副題がついていて、物語シリーズの中で一番好きな話だ。名実ともに「優等生」の主人公が抱える闇を丁寧に描き出す。辛い境遇の中で主人公に巻き起こる負の感情は、自分でも意識されないうちに捨てられていき、好き嫌いの感情自体なくなっていく。その捨てられた感情は積もり積もって怪異となる。主人公はそのことを自覚し、認め、受け入れることで人間を取り戻していく。物語シリーズでは、型にはまったキャラクターが抱える闇の部分を描く作品が多い。特に「囮物語」と「恋物語」は、いわゆる「かわいこちゃん」と「ヒール役」が抱える闇の部分が描かれていて、これらも好きな作品である。